①心を読み取る編【心を掴む】相手を動かすコミュニケーション法

前回の続きです!

まずは復習からスタート!
相手を動かすためには

  • 伝える内容・伝え方が大事
  • コミュニケーションの前提を改める
  • 3つのポイントがある
    ①心を読み取る
    ②文章で動かす
    ③言葉で動かす

ギュッとまとめるとこんな感じでした。詳しくはコチラ

この記事では①心を読み取るについて掘り下げます。

「心を読み取る」というと、スピリチュアルな感じがしたり、難しい感じがしたりするかもしれませんが、そんなことはありません。

中尾はスピリチュアルとは対極にいる人間なので、そういう才能がないなんて心配せず、安心して読み進めてくださいね(^◇^;)

目次

まずは前提を確認!

前回記事より

人は思いを正しく伝えられていない
伝えたくない

をコミュニケーションの前提にするってことでした。

つまり、表面的な言葉以外の情報があるってこと。
そして、意外にも相手はそれを伝えているということ。

それは、
わざと行動に隠す場合もあるし、無意識に行動に出る場合もあります。
この情報を読み取っていくこと!これが今回のテーマです。
これでコミュニケーションがスムーズになるんです!

読み取り方には2つの方法がある

①言葉から読み取る方法
②所作から読み取る方法
それぞれ解説します!

①言葉から読み取る〜例題で一緒に考えてみましょう〜

表向きの言葉ではなく、どういう意図で言っているのかを読み取る方法です。その言葉の根源の感情や想いっていうものを推察していくんです。

例題で解説します!みなさんも、どういう意味があるのか一緒に考えてみてください!!

例題1 〇〇してるんですけどね

〇〇してるんですけどね

去年から業者にまかせてるんですけどね
ちゃんとやってるんですけど

一体どういう意図なんでしょうか??
みなさんも一緒に考えてみてください。



意図

教えられた方法外的要因が問題だと感じているという意思の表れです。

言われてた通りにやってるから自分に罪はない
やってんのにうまくいかないんだから私のせいじゃない

っと思っています。

接し方

こういう場合はどうするか?

「任せてみてどうだったんですか?」って聞けばいいです。

「業者に任せてます」という言い方ではなく、わざわざ「けどね」って言い方をしているので、これは聞いてもいいってサインなんです。聞かれたくないなら、そんな言い方はしません。

それに、任せた業者の何が悪いのか、本当に業者が悪いのかなど、実際のところをジャッジする必要があります。

聞いてみると、、、
任せた業者が悪いケースもありますが、僕の経験上、半分くらいはそうではありません。例えば、業者への発注の仕方が不適切、業者から言われた通りにやっていないって感じです。笑

なので、詳しく聞く必要があるんです。
「どの手順で」「どうやったのか」など、一緒に順を追ってやり方を確認していくと、、、
『ここの部分やり方は違っている』ってこともよくあります。
そして、その部分がうまくいかない一番の問題点ってこと場合もあるんですよね。

そうですかー
任せてるんですねー
ってスルーしたとしたら、抱えている問題点もスルーしてしまうことになっちゃいますよね。

問題2 〇〇がよいかと

〇〇がよいかと

まずはAの手順を試した方がいいかと
××の方法は今はやらない方がよいかと

言い切らない状態です。
なぜ言い切らないんでしょうか?



意図

これは意見があるんだけど押し付けたくない
もしくは今まで否定された経験があったり、自信を失うような出来事があったりしために、自分の意見を押し殺すようになっている

そういう経緯が裏に隠されてるケースが多いです。

接し方

寄り添ったコミュニケーションをしてみることです。

自分の意見をガンガン言う人でも、言い切らない人って割といるんです。それは弱気な部分があるんだということ。強そうに見えて実はそうではないんだなと受け取るといいです。

寄り添うことで悩みや自信がないってことを吐露することがあります。

問題3 そうそうそう

〇〇と思うんですよね。そうそうそう。

自分で言ったことに対して「そうそうそう」って自分で肯定する人。

これはどうでしょうか?



意図

これって勢いがあって一見自信がありそうですよね。

でも、ほんとは自信がない、共感してほしいっていう裏返しです。
それが待てなくて、自分で「そうそうそう」って言っちゃっうんです。

僕はよく喫茶店で仕事するんですけど、保険の営業されてる方って、大体「そうそうそう」って言ってるんです。だから「自信がなくて勢いで言っちゃってるのかな」とか、「やましい気持ちでもあるのかな」って思っちゃうんですよね(^^;;

「そうそうそう」がダメってことではないです。僕が伝えたいのは、一見そうは見えないけど、実は自信がなかったり、やっていることが定着しきっていないサインだってことです。

接し方

こういうタイプの人は、新しい気づきを与えることで、一気に興味を持たれたり、仲間になってくれるってことがあります。

多分、みなさんの周りにもいると思うんですよね、そうそうって言う人。
自信があって自分のノウハウがあるように見えるかもしれません。また、勢いがありすぎて怖いとか、近寄りがたいって思うかもしれませんが、、、

実は自信がないのかも、まだまだ言っていることが定着しきってないのかもって思ってみると、接し方も変わってきますよね。

問題4 ウチでは無理かなー

ウチでは無理かなー

「こういうふうにやるとうまくいくと思うんですよ」って言うと
「そうだよねー、わかってんだよねー。でもウチでは無理かなー」って感じの人です。

これはどうでしょう?
実はこのタイプの人に対して、多くの方が受け取り方を間違えているんです。



意図

「そうだよねー」 
「わかってるんだよねー」
って言われると、すごく近しい感じがしますよね。
親近感が湧いて距離が縮まってる、もう一押しでいけそうだなって感じに受け取る人も多いんじゃないかと思います。

が、実はコレは逆なんです。

変わるためのリスクを負いたくないっていう意味の方が強いです。

「そなんだよー」って流してるって感じ。つまり、真剣に考えてはいないんです。

接し方

今はタイミングでなはないので、追わない方がいいです。

もう一押しでいけそうって感じて、さらに資料をつくったり、もう一度訪問したり、、、残念ながら時間の無駄です。相手は真剣に考えていません、やる気ないですからね、、、(;´д`)

問題5 今は〇〇をしています

今は〇〇をしています

「今は製造部にいます」
「今は家事手伝いをしています」
って言い方です。

これはどうでしょうか?



意図

「今は」はなくてもいいものですよね。製造業です!って言えば問題ない話。

でも「今は」って時間軸をわざと言っているのは、
過去は別のことをしていた
もしくは今の姿は未来のための仮の姿ってこと。

接し方

時間軸が入っている場合は、
聞いてほしいサインでもあるので、詳しく聞いてみましょう!

「今までは何をされてたんですか?」
「他にも何やりたいことはあるんですか?」って感じです。

相手は自分から言うとちょっとやらしい感じになる、なんて思っていたりしますが、どちらにしても掘り下げても良い合図だということを忘れずに!

「そうなんですかー」
「製造業は大変ですよねー」
で終わりにするともったいないです。

②所作から読み取る

これも一緒に考えてみましょう!

例題1 ノートを閉じる・パソコンを閉じる

ノートを閉じる
パソコンを閉じる

どういう意図でしょうか?
これは分かりやすいかもしれません。



意図

もう書き込むことはない
帰りたい・終わりたいという意思表示です。

僕もよくやります。好きじゃないお客さんの時は、すぐバタンって閉じちゃう、、、
分かってくれないなと思ったら、もう1回開けて、もう1回パタンって閉じるっていうことを3回ぐらいやったりします、、、苦笑

もういいよっていうサインですね。大体の人は受け取ります。
これは悪いサインではなく、そろそろ潮時だよってことです。受け取りやすいし、伝える側も伝えやすいですよね。

例題2 電話に出る

電話に出る

打ち合わせ中にいきなり電話に出る人、、、
「あ、ちょっとごめんなさい・・・」って感じじゃなくて、打ち合わせなんて関係なく普通に「もしもしー」って出る人です。

どうでしょうか?



意図

これは、そのまんまの意味。

相手のことを下に見ているっていうことです。

あなたの前ではこういうことしても大丈夫だよねー
って思っているんです。

いい気分じゃないですよね。打ち合わせしてるのに全く違うことで電話に出られたら、、、
まさに下に見てるっていうメッセージです。

例題3 居住まいを正す

居住まいを正す

向かい合って話している時に、「居住まいを正す」
姿勢を正したり、ちょっと腕を組んでみたりするような動きがあったとき。

これ、どういう意味だと思いますか。
間違えて受け取る人が割と多い所作かもしれません。



意図

意見を言いたい
話したいことがあるって合図なんです。

「もう話す気がないのかな」「話がつまんないのかな」って受け取りがちですが、
実はそうとも限らないんですよね。

「言いたいことがある」という合図だと受け取って、話を振ってあげたり、わざと話を切って間を作るといいです。相手は話しやすくなります。

これってホントにそうなの?

言葉や所作からパターンや傾向について解説してきました。

が、ここでみなさんが気になること・・・
「ホントにそうなのか?」って思ってませんか!?

そうじゃない場合ってあるのでは?
って声が聞こえてきます・・・

はい、そうじゃない場合も当然あります。

なんだよそれー!!
って声も聞こえてきそう・・・

だけど!!
僕が言いたいのはリスクがないならフィックスしていった方がいいってこと!!

リスクがないならフィックスすべき!しない方がリスクになる

話をする中で
こう言ったからこういう人なんじゃないかな
こう考える人なんじゃないかな
って読み取ってフィックスしていくこと、趣味嗜好や行動パターンについて情報を集めて積み重ねていくことにリスクはないですよね。

分かりやすくするために、フィックスしないとどうなるか考えてみましょう!

よく話をする相手なのに、何の情報もない、どう考える人か、趣味すら知らない、、、、ってなると

コレ言いたいけど、嫌な気持ちにさせてしまうかも・・・
やってあげたいけど余計なお世話になってしまうかな?

といつも不安になって、突っ込んだ話や行動ができないんです。
いつも迷うから行動できないで終わってしまいます。

最悪の場合は、相手の嫌なことをしてしまったり、言ってしまったりしてミスコミュニケーションにつながります。そうなると相手と揉めることにもなりかねません。心を掴むどころか、相手を怒らせてしまってはどうしようもありませんよね。

だから、情報を蓄積していくんです!
こういうタイプの人だな
こう考える人だろう
ってコミュニケーションしていくことで

なんでわかってくれるの?
ちょうどそれが欲しいと思ってたんです!
っと言って「気遣いができる人」「わかってくれる人」になれるんです!

つまり、相手の心を掴みやすくなって、相手を動かすことにつながるんです!

日頃から考えるクセ付けを!

〇〇と言った
〇〇をした

ということは??

っと考える癖をつけ、得た情報を蓄積していくことが大事!!
これが相手を動かす第一歩です!

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