- 外注したけど失敗。。結局自分でやる羽目になった
- もう業務委託で失敗したくない
- どうやって依頼したら、思い通りに動いてくれるの?
- 誰かにお願いするって難しい
そんなお悩み、解決しましょう!
思い通りに動いてもらえる依頼方法【3つのポイント】
【ポイント1】当たり前や常識は存在しない
突然ですが、僕の外注失敗談を聞いてください。。。
広告制作で使う一部のデザインをデザイナー花子さんに外注したんです。
そしたら・・・

お客さんへの納期が◯月◯日です。
××△△のようなデザインで進めてもらえますか?



わかりましたー
制作しますね!
ところが・・・
納期が近づいてきたのに音沙汰なし。さすがに心配で連絡をとってみました。。



花子さん、大丈夫ですか?
◯月◯日がお客さんへの納期なんですけど、間に合います??



大丈夫です!!
ギリギリになっちゃうかもしれませんが、間に合います!
しかーし納期の数日前になっても上がってこず。
結局、納期前日に・・・



お待たせしましたぁー!!完成しましたー!!



校正が必要だけど納期は明日。
はぁ~結局自分でやるのか・・・
こんな残念な感じになったことがあるんです。
デザイン関係の仕事では上がってきたデザインの校正(修正)はあるある。
だから、僕は校正ありきで依頼したつもりでした。
「お客さんへの納期を伝えることで、花子さんは逆算して仕上げてくれる」
そう思い込んでいました。
でも花子さんは「中尾さんの言った通りに仕上げたんだから修正なんてあるわけがない。お客さんへの納期に間に合えば大丈夫でしょ」と思っていたみたいです。
お互いに細かい確認を怠って「自分の当たり前と相手の当たり前が同じ」と思い込んでしまったことが失敗の原因。
デザインの要望を含め、いつまでに完成させるのか、校正は何回まで可能かなど、細かく確認しておくことでトラブルにならずに済みますね。
本当に初歩的なミスなんですけど、意外にこういうトラブルって多いんです。
「伝えたつもり」「これは当たり前だよな」というのはダメ!
要望や締め切りなど、きちんと言語化して伝え合うことが大切です。お互いに了承してからスタートするようにしましょう。
【ポイント2】外注の目的を理解する
外注には目的があります。
「え?目的もなにも自分1人で追いつかないからお願いするんでしょ!?」
っと思った人、キケンです!!
お願いしようとするタスクはどれも同じじゃーないんです。
外注の目的には大きくわけると2つあります。
①得意なタスクの外注
②苦手なタスクの外注
これを理解して、それぞれに応じた依頼方法で依頼しなければ、失敗します。
シンプルな例で考えてみましょう!
何が問題だったかというと
再現性がない依頼方法であったこと
です。
ヨウコさんはいつも◯を描いていたので、描く用紙も大きさも色も・・・手順まで全て決まっていました。
でも!!依頼の仕方は



◯を描いてください。お願いします!
でした。
これを受けたタロウさんは、タロウさんなりに解釈して、タロウさんなりのやり方で◯を仕上げていきました。
これじゃー奇跡でも起きない限り、ヨウコさんがいつも描いている◯が完成することはない、ということはみなさんもおわかりだと思います。
依頼の仕方を間違えると、こんな残念な結果になってしまうんです。
あなたが外注しようとしいるタスクの目的は何ですか?
得意なタスク?苦手なタスク?
まずは目的を理解することが大切です!
【ポイント3】目的に合った依頼方法
じゃ~ヨウコさんはどうすればよかったの??
ヨウコさんのシンプル事例は①得意なタスクの外注でした。
この場合は
自分が普段やっていることの手順を事細かに体系化する
必要があります。
体系化ができると再現性が生まれます。
再現性があると、自分以外の人に依頼しても再現してもらえますよね。
だから、思い通りの仕上がりになるんです。
ヨウコさんの例でいくと
どんな用紙に描くのか、色は?大きさは?数は?色を塗るたいタイミングは?
など、普段から自分がやっていた◯の描き方を事細かにタロウさんに伝える!
これで再現性が生まれるので、ヨウコさんと同じクオリティーの◯が仕上がったはずです。
②苦手なタスクの外注はどうなるか、比較表をつくってみました。
【犬小屋づくりの外注だったら?】
得意なタスクの外注 | 苦手なタスクの外注 | |
---|---|---|
目 的 | クライアントからヒアリングした内容を基に、自分の頭の中で思い描いた犬小屋を再現してもらうことが目的 | 自らデザインすることも可能だが、「自分1人で思いつかないような、新たなアイディアで犬小屋を作りたい」場合。 自分の頭の中にないものを創り出してもらうことが目的。再現性は必要ない。 |
依 頼 内 容 | ・納期△月△日 ・予算■■円 ・使用する素材★★・◯◯ ・大きさ●●×●●×●● ・小屋を使用する犬種◇◇◇ ・小屋を使用する場所 屋外 ・デザイン ◎◎色と※※色を使う。 小屋を使うワンちゃんがおとなしく、優しい性格なので、流線型で・・・・ ・・・・ 作り方 手順 ①材料をそろえる。 ②AとBを◯cm×◯cmに切る。 ③・・・・・ ④ ⑤ ⑥ ・・・・・・ | ・納期△月△日 ・予算■■円 ・使用する素材★★・◯◯ ・小屋を使用する犬種◇◇◇ ・小屋を使用する場所 屋外 ※あとのことは全てお任せします。 ※◯◯さんの柔軟なアイディアで私1人では思いつかないデザインにしてください。 |
「苦手」には、「やったことがなくてできない」「できるけど時間がかかる」「できるけど自分でやるとクオリティーが低い」という他に「自分の専門分野で、本来は得意なタスクだけど、思いもよらないものが欲しい」というようなことも含まれます。
犬小屋の場合は、「自分では思いつかないデザインにして欲しい」が依頼内容でした。
自分でもデザインできるけど、デザインが一辺倒になってきたので、他のデザインを試したい、という場合は再現性は必要ないですよね。なので、それ以外の部分を伝えるようにしましょう。
ただし、再現性が不要だからといって、簡単に依頼できるワケではありません。基本的な確認は必須なので丁寧に打ち合わせを重ねましょう!
①得意なタスクの外注には「再現性」が必要
②苦手なタスクの外注は再現性は不要
ポイントは「再現性」です!
外注・業務委託のあれこれ
自分でやっていたことを他の人にお願いすることは簡単ではありません。
でも、これができるようになると、あなたのビジネスは確実に成長します!
他にも外注に関する記事があるので、よければどうぞ!

