非営利一般社団法人日本キャリア支援協会「JACASSO」

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タグ: #コラム#成果を出すためのやり方

Jacasso塾 vol1.いきなり「完璧」を目指すと失敗する理由。目標は「70点」でOK


こんにちは、Jacassoの中尾です。早いもので2020年もまもなく終わりますね。
新型コロナウイルスという、みんなが初めて直面する感染症が席巻し、右往左往しながらあっという間の1年間だったのではないでしょうか。
Jacassoで僕は学生のキャリアサポートをしていますが、学校で友人に逢って気軽なおしゃべりをするなどの生活が一変してしまった今年、年末年始にゆっくりと自分に向き合う時間をとって、2021年の始まりを少しでも明るく迎えてみませんか。

ではまず、「やってみたいことが、自分に向いていない」と思って悩んでいる方。まずこの問いを自分に向けてしてみてください。

「その分野でナンバー1になろうとしていませんか?」

僕自身がかつて会社員だった頃、なかなか営業で成果が出せなくて悩んでいたとき、たくさんの関連本を買って読みあさったり、ネットでも調べまくって、それこそ成績の良い先輩に教えを受けたりしたけれど、どうしても自分にしっくりとくる解決法に思えなかったのです。それでまた、状況や自分を責めて悪循環になる毎日でした。
試行錯誤しながらやっとわかったことは、結局本に書いてあることというのは、
「ナンバー1になるためのノウハウ」なんだということ。

僕たちが知りたいのは、「ナンバー1のなりかた」ではなく、
「まず成果を出す方法」ですよね。
とにかく一度、成果を出して今の悪循環から抜け出すことが目的だったはずです。

  • 友人や先輩、ゼミの教授などからクドクドなじられたくない
  • 人並みに成果を出して、みんなの足を引っ張りたくない
  • どうせやるなら、やりがいを感じたい

この目の前の問題を解決することができたら、いずれはナンバー1を目指す気持ちや力も備わっていくこともあるかもしれません。
というわけで、最初に必要なのは「とりあえずの成果を出せるようになる」ことを目標とすることなのですね。

僕はこれを「100点ではなく70点を目指すやり方」と呼んでいます。何も僕が考案したスゴイ発見!というのではなく、以前からあったノウハウだと思いますがきちんと語られることがなかっただけ。でも「100点を目指さなくてもいいのか…」となると、少し気分が楽になりませんか?
ではちょっと想像してみましょう。

これまであなたが習得してきたスキルは、どんなことがあったでしょうか。
子どもの頃の習い事や部活、スポーツや音楽などいろいろありますよね。料理や楽器演奏などもあるでしょう。
あなたはそれらを何点くらいまで習得できたと思いますか?100点近かった人もいるでしょうし、70点ほどだったかもしれません。

では、100点を取れていた人と70点で伸び悩んだ人にはどんな差があったでしょうか。
おそらくこんなものではないでしょうか。

  • 才能の差だったかもしれない
  • 情熱の差だったかもしれない
  • 練習時間の差だったかもしれない

つまり、70点を超えてそこからさらに高みを目指すには、こういった「付加価値」が必要となってくるわけです。つまり「付加価値」ですから、すべての人に可能なことではないということ。70点を超えるためには、こうした付加価値が前提として含まれているわけなので、今まで聞いたリ読んだりした攻略法に「言っていることがよく理解できないな」とか、「とても自分にはまねできっこない」と思っても不思議はなかったのです。
だってそもそも、70点以上の領域の話をしているのですから!

ということは、すでに自己採点で70点を超えている人や、その手前あたりの人のための情報が自分の今の段階に合っていなかっただけ、というケースが多いのです。

先ほど「70点以上を取るには才能や情熱などの付加価値が必要」と書きました。
これは裏を返せば、
「70点まではトップの人も、そこそこの人でもやることは同じ」という意味です。ということは、誰であっても70点のレベルまでは成長が可能だということなのです。
どうでしょう?ワクワクしてきませんか?

せっかくやってみたいことがあるのに、自分に向いていないかも…とあきらめがちになっていた人も、まずは「70点を目指す」と目標を変えてみたらストレスから解放されるはずです。
まずは「70点をしっかり取りにいく」。
ここから一緒にスタートしてみましょう。

次回から「70点を取りに行く」ためのノウハウを一緒に学んでいきましょう。

年末年始のお休みの時間をうまく使って、年明けから「何に向かって行動を開始するか」など実現してみたいことを考えておいてみるといいでしょう。


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